連日、日本中を熱くしている平昌オリンピック。
日本勢も続々とメダルを獲得しています。
どの競技も手に汗握る白熱の戦いで、日本中がこの時ばかりは一つになって応援しています。
羽生結弦選手の金、宇野昌磨選手の銀、渡部暁人選手の銀、平野歩夢選手の銀、高梨沙羅選手の銅・・・。
などなど、書ききれないほどのメダルラッシュで、日本人として誇りに思います。
もちろん、メダルに手が届かなかった選手にも、熱い拍手を送りたいです。
そんな平昌オリンピックは、どの競技も盛り上がりましたが、個人的に特に注目したのが、スピードスケートの女子パシュートです。
女子パシュートは見事金メダルを、その胸に輝かせました。
その中でも高木美帆選手は、金銀銅と3色のメダルが輝いていました。
女子パシュート選手を育て、支えたのは、ヨハンデビットコーチの存在が大きかったと思います。
ヨハンデビットコーチはどのような指導で女性パシュートを金メダルへ導いたのでしょうか。
そして契約期間の問題はどうなっているのでしょうか。
後任のコーチはどうなるのか、などについて、調査してみました。
また、スケートのコーチってどのくらいの年俸をもらえるのでしょうか?
調査してみました!
ヨハンデビットコーチの契約期間は平昌まで?
世界記録を持ち、金メダル確実と言わしめた日本パシュートには、大きな問題を抱えていました。
それは、日本代表のナショナルヘッドコーチ、ヨハンデビットコーチの契約が平昌オリンピックで切れるということ。
ソチオリンピック後に、日本スケート連盟はナショナルチームを常設し、スケート王国であるオランダ出身のヨハンデビット氏を招聘しました。
徹底したデータ分析と、それに基づいて作成された選手の練習メニュー。
メンタルトレーニングにも力を入れて、パシュートでは世界最強と言われるまでに成長しました。
オランダ仕込みの指導法で、伸び悩んでいた日本のスピードスケート業界を変えてくれたのが、ヨハンデビットコーチだったのです。
ヨハンデビットコーチの契約期間は、平昌オリンピック終了後までとなっています。
連盟はもちろん契約延長を希望していますが、日本での成功によって、オランダをはじめ、世界各国からオファーがある、引く手あまたのヨハンデビットコーチだけに、関係者や選手は不安でいます。
ヨハンデビットがコーチ継続?契約年俸はいくら?
当初、ヨハンデビットコーチの契約期間は、平昌オリンピックまでと言われてきました。
ですが、2月22日、ヨハンデビットコーチは契約を更新することで、大筋合意したことが分かりました。
ヨハンデビットコーチは、2014年のソチオリンピック後に、高木菜那選手を1季指導しました。
2015年~2016年シーズンからは、NTに招かれて高木菜那選手の妹高木美帆選手を鍛えたとい実績があります。
ヨハンデビットコーチ自身も、続投を希望したそうです。
実はヨハンデビットコーチを、日本スピード連盟が招聘する前に、イタリア人指導者のマウリツィオ・マルケット氏を、代表コーチにする計画がありました。
ところが、マウリツィオ・マルケット氏の当時の年俸は3.000万円。
日本スピード連盟はとても払えない金額でした。
そこで、ヨハンデビットコーチが代表コーチに就任する運びになったのです。
話しの流れからいくと、ヨハンデビットコーチは年俸3.000万円以下の年俸を貰っていることになりますね。
ヨハンデビットコーチは現在38歳です。
コーチとしては若い方ですから、日本で実績を積んで、オランダへ帰国すれば、今の10倍は稼げるはずです。
何はともあれ、ヨハンデビットコーチの続投が決まりましたので、4年後も期待出来ますね。
パシュートを世界最強にしたコーチの指導法とは?
女子パシュートを金メダルに導いたコーチこそ、オランダ出身のヨハンデビットコーチです。
ショートトラック元日本代表の勅使河原郁恵さんは、ヨハンデビットコーチのことを、
「チームをまとめ、精神面もサポートしている。
ヨハンデビットコーチでなければ、金メダルはなかった。」
と語っています。
ヨハンデビットコートの指導法は、どんなものなのでしょうか?
まず、食事管理も徹底的で、クロワッサンさえ、油のかたまりだと言って、食べるなと叱ったそうです。
トレーニングでは、選手が「もう限界です」
と根を上げても、「まだいける」と限界を認めません。
これには、生理学的データを根拠にしていると言います。
日本の選手の弱点である体力の差については、今回のオリンピックではクリア出来ていたようです。
それだけ、体力をつけて臨んだ結果だと思います。
これも、科学的根拠の指導の内だったようです。
ヨハンデビットコーチは、最先端のスポーツ科学や計測データの数値を、練習に用いることで、体力や体の状態が視覚的にも分かるようにしたと言います。
これが、金メダルに影響したことは、間違いない事実です。
もし、これが、日本人コーチだったとしたら、ここまで冷静に指導出来なかったのではないかと思います。
外国人コーチを採用することで、厳しさも導入したわけですね。
ただ、選手から見たら、練習にも科学的なものを取り入れるのかと思っていたら、とても原始的で、練習量にこだわり、ほとんど休めないものだったそうです。
日本のパシュートの指導は、小さな体格でいかに世界で勝利していくかを追求するので、技術論が持ち上がることが多かったそうです。
ですが、ヨハンデビットコーチは、この技術論を覆し、選手別の綿密な数値によるフィジカルトレーニングを実践しました。
今までの指導経験や蓄積したデータをもとに、自身のスポーツ科学に基づく、年間トレーニング計画を作成し、自分の自信をぶつけて指導に当たりました。
日本とオランダで言葉が通じない分、コーチも選手も必死で伝え、必死で理解していくことも役立ったに違いありません。
そして、これらの指導法が実を結び、高木美帆選手、高木菜那選手、佐藤綾乃選手の3人女子パシュートは、見事金メダルを獲得したのです。
ここで、少し、コーチの指導法について、違った視点から切り込んでみたいと思います。
女子パシュートはヨハンデビットコーチの指導で金メダルに輝きましたが、他の種目のコーチはどういった指導法をしているのでしょうか?
小平奈緒選手のコーチ、結城匡啓コーチについても触れてみます。
結城匡啓コーチは、最先端技術を用いた情報分析に秀でていました。
経験論ではなく、実際の情報を論理的に分析した結果から、その選手の弱点や効率的な筋肉の使い方、コーナーの滑り方などを導き出す指導法を用いていました。
この結城匡啓コーチの指導法が人気で、結城コーチに師事を仰ぐ選手が後を絶たない状態だそうです。
そんな人気のコーチに指導された小平奈緒選手は、見事金、銀メダルを獲得しました。
ただ根性、努力といった指導法は最早古いようです。
今は数字化したり、データ化したりが、指導に繋がるんですね。
まとめ
とりあえず、ヨハンデビットコーチの続投が決まって一安心しました。
何せ、日本に金メダルを残してくれた人ですから。
ですが、選手はどうなのでしょう。
コーチが変わらない方が、今までのやり方や指導法に慣れているので、今までの積み重ねの上に、さらに上書きしていき、より高みを目指すことが出来るのでしょうか。
それとも、心機一転、新しいコーチの元で、また一から組み立てていった方が、違う視点で成長していけるのでしょうか。
日の丸を背負う選手たちには、凡人では計り知れないプレッシャーや、自己の目指す先があると思いますが、注目されるのは選手だけでなくコーチも同じなんですね。
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